お客様に名刺を渡す意味

キャバ嬢になると、お客様に渡す用の専用の名刺を渡されることがあります。
新人の子の場合は白い名刺サイズの紙をもらってそこに自分で書き込みをすることもありますし（こうした名刺は「空名刺」と言います）、お店でデザインもちゃんとした名刺を用意してくれることもあります。

お客様に名刺を渡す意味としては、やはり自己紹介の面が大きいでしょう。

名刺を渡すと、自分＆お店の宣伝になる

特に初対面のお客様が相手の場合、ただ言葉で自己紹介するよりも、名刺を渡したほうが覚えてもらいやすいですし、インパクトもあるので、自己紹介として名刺を渡すことは珍しくありません。
また、名刺にはお店の名前も書いてあるので、さり気なくお店の宣伝にも貢献していることになるんですね。
「あの女の子にまた会いたいけど、どのお店だったか忘れてしまった」ということも防げるため、名刺を渡すことはお店のためにもなりますし、何より自分のためにもなります。

闇雲に渡せば良いわけではない！マナーを守って渡そう

名刺がいい宣伝効果を表すからといって、ただ闇雲に名刺を渡せばいいというわけではありません。
名刺を渡すのにもきちんとマナーがあります。そのマナーを守らずに渡してしまうと、宣伝どころか悪い印象を与えてしまいますよ。

渡すお客様に気をつける

名刺を渡すのは、基本的にまだ別の女の子のお客様になっていないお客様のみです。
基本的にはフリーの席や場内指名をしてくれたお客様に渡すことになりますが、フリーだからといって渡してしまうのも注意が必要です。
そのフリー客はもしかしたら別の女の子のお客様の可能性があります。例えば、いつも指名している子が休みだったから別の子にフリーで入った、という場合です。
そうしたお客様に名刺を渡してしまうと、指名の子からしたら良い気はしませんので、「欲しい」と言われても断るようにしましょう。
フリー客でも別の子のお客様じゃないかきちんと確認してから渡すことが大切です。

名刺を渡すときのマナー

名刺を渡すときは、ただお店からもらった状態で渡すのは味気ないので、必ず余白に一言や電話番号を手書きで記入して渡すのがおすすめです。
また、中には名刺の受け取りを拒否するお客様もいらっしゃいます。こうしたお客様は、奥様や彼女がいたりというように、キャバ嬢の名刺を持ちたくない理由があります。
無理に押し付けたりせず、断られたら素直に引き下がることも大切です。

派遣の場合は名刺は不要

派遣キャバ嬢として働く場合は、そのお店には単発で働くことになるので、名刺を用意する必要はありません。
お客様から「欲しい」と言われても、「まだ用意できてないんです」というようにして、避けましょう。
派遣キャバ嬢がお客様に派遣とバラすのはNGなので、くれぐれも「派遣なんで持ってないんです」と言わないようにしましょうね。