ガールズバーの働き方

ガールズバーの働き方

ガールズバーはキャバクラと比べて敷居が低く、夜の世界で働こうか悩んでいる人から人気のあるお仕事です。
そういった背景からか、ガールズバーのお仕事は楽に稼げると勘違いしている人がいるのも事実でしょう。
今回はガールズバーで働くことの大変さ、どういう働き方をしていけばいいのかをご紹介いたします。

そもそもガールズバーって?

ガールズバーはお客様の隣に座って接客するキャバクラと違い、カウンター越しで接客します。
やること自体はお酒を作ってお出しして、会話をして…というのがメインなので、よくあるバーテンダーのお仕事の女の子版という考え方が一番分かり易いかもしれません。
お仕事の際の服装もドレス等ではなく、私服やお店で決まったコスチュームが用意されていることが多いので、派手なメイクも不要、華やかさよりもカジュアルな雰囲気で働くことになります。

ガールズバーは「深夜酒類提供飲食店」として許可を出しているところが多く、そもそも「風俗営業の接待飲食等営業」の許可を取るキャバクラと営業形態が違う点も覚えておきましょう。

ガールズバーはバーなのである程度のカクテルの知識が必要ですが、この辺はお店でしっかりマニュアルが用意されているので最初は分からなくても問題ありません。
お客様の大半は女の子と楽しく会話をしながらお酒を飲むことが目的ですので、どちらかというとコミュニケーション能力の方が重要です。

働く前に確認しておきたいこと

ガールズバーは学生さんから副業を探しているOLまで幅広い年齢の女性が集まる場所です。
体験入店は必ずあるのでその時にお店の雰囲気や女の子達の関係など、見れる部分は良く見ておきましょう。
また、ガールズバーは女の子が集まりやすいことから、表ではガールズバーと偽って営業する脱法風俗店もあります。
店外デートや別室があってそこで性サービスを行なっているところは違法ですので、そういうことをしていないお店か実際によく確認しておくと安心です。

稼ぐためには「ドリンクバック」が重要!

ガールズバーのお仕事で出来るだけ稼ぎたいのなら、ドリンクバックが非常に重要です。
ドリンクバックはお客様がお酒を注文すればするほど女の子にお金が入る仕組みなので、数が多ければそれだけ稼げるという訳です。

ドリンクバックは1回につき50円〜200円程度です。1回1回はちょっとしたお金ですが、これが積もると結構な金額になるので馬鹿に出来ません。
稼ぐ子だと1日に30杯以上のドリンクバックをゲットし、ドリンクバックだけで13,000円稼ぐこともあります。
ガールズバーに来てお酒を飲まないというお客様はいないので、未経験の子でもドリンクバックを稼ぎやすいのも特徴でしょう。

無理して飲まずにフェイクで対応

お客様にドリンクをおねだりしてオッケーを貰ったら自分も飲まなければなりません。
そうすると必然的にドリンクバックが増えるほどお酒を飲まなければならなくなりますが、いくらお酒が好き、強いという方でも飲み過ぎたら健康に支障をきたします。
ガールズバーでは女の子がお酒を作ってお客様に提供するため、お客様のドリンクは普通に作って、自分で飲む分はフェイクにしたり、薄くしたりして無理して飲まないようにしなければなりません。
自分でお酒を作れるからこそフェイクも簡単に用意出来るのは、ガールズバーの大きなポイントだと思います。
未成年の子でも自分の分はフェイクにしてドリンクバックを稼ぐことも可能です。

失礼の無い程度にカジュアルな接客を

キャバクラはヘアメイクもがっつりとし、ドレスを着て煌びやかに変身する必要がありますが、ガールズバーは無理して華やかになる必要はありません。
そもそもガールズバーに訪れる男性は自然な女の子の姿が見たいという理由も多いので、むしろ普段通りの姿の方が喜ばれます。
私服勤務オッケーのお店が多いですが、毎回服装を考えるのが大変・・・という方は、制服が決まっているお店にすると気持ちがラクですよ。
また、キャバクラよりもカジュアルさが求められるとはいっても、最低限のマナーは礼儀は必要なので注意しましょう。

ガールズバーは会話が重要!

ガールズバーのお仕事はお酒を作るのはもちろん、会話でお客様に居心地の良さを感じてもらうのが最も重要です。
基本的にお客様の会話に耳を傾けて聞き役になるのが大事です。どんな話であっても積極的に話を聞く姿勢を見せて、話の内容に合わせて柔軟に対応する必要があります。

特に気をつけたいのが愚痴を聞くときの対応です。人の愚痴を聞いていると「それは違うんじゃない?」と思うことがあるかもしれません。
しかし、お客様に対してそう思っても、その感情は口に出さないようにしてください。
「◯◯なんだ」とオウム返しをしたり、「大変なんだね」と同意をしたりして相づちを打ちましょう。

自分の好きなようにシフトを組める

ガールズバーでは完全自由出勤になっているお店が多いです。
法律上の扱いは一般飲食業なので、お昼から深夜まで営業しているところもあれば、夕方から朝方まで営業しているお店もあり、営業時間だけでもお店によってまちまちです。
お昼のお仕事をしていて副業としてガールズバーで働きたいという方でも、自分のライフスタイルに合わせたお店を選びやすいのが特徴でしょう。