困ったお客様を乗り切るコツ

困ったお客様を乗り切るコツ

キャバクラに来るお客様は、少し厄介なことも多いです。
どういうことかと言うと、来店時に既に酔っぱらっている方や、横暴な態度をとる方、キャバ嬢やスタッフに暴言を吐く方、中には手を上げてくるお客様までいらっしゃいます。
あまりにも酷い態度の場合はスタッフが対応し、お帰りいただきますが、ある程度まではキャバ嬢が頑張って対応しなければなりません。

困ったお客様が大変な理由
困ったお客様の接客・対応はとても厄介です。特に酔っぱらっているお客様は普段とは別人のようになる方もいらっしゃるので注意してください。
何を言っても文句を言われる、とにかく粗捜しをして文句を言ってくる、キャバ嬢を見下したり貶したりする発言をする、とにかくお触りをしてこようとする・・・こういうことは日常茶飯事です。
こうした困ったお客様の言葉を鵜呑みにしてしまい、精神的に参ってしまうキャバ嬢も多くいますし、最悪それがきっかけでお仕事を辞めてしまう子も珍しくありません。

シラフで横暴な方も入れば、普段いい人だけど酔うと面倒くさい・・・色んなお客様がいらっしゃいます。
それぞれ面倒な理由が違うため「正解」と言える対応が無く、非常に厄介なのです。

困ったお客様にはどうするべき?

[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”span”]お触りが多い場合
お触りが多いお客様には、まずは軽く「お触りはダメですよ〜」と言いながら相手の手を取り、自分の膝の上に乗せて、しばらく手で軽く抑えてしまいましょう。
手が触れているのでこれで満足してくれるお客様も結構います。
しかし、中には抑えている手を振り払ってまでお触りを強行するお客様もいるので、そういう時は何か理由を見つけて一度席を立ってから、少しお客様から離れた場所に座りなおしましょう。
これでもしつこいのなら、ボーイに注意してもらいます。

もちろん、可愛く注意して指名に繋げてしまうのもアリですが、自分が我慢できる部分とできない部分ははっきりさせておいた方がいいです。
我慢出来ないほどのお触りをされたのなら、それ以上我慢せず、ボーイに相談したり注意してもらったりしてください。

お触りを寛容にオッケーし続けてしまうと、「お触りオッケーのお店」と勘違いされ、他の女の子の迷惑になる事もあるので注意してください。

[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”span”]暴言を吐かれる場合
中にはキャバ嬢に対して「ブス」だの「老けてる」だの、暴言を浴びせるお客様もいらっしゃいます。
そうした言葉を受ければ誰でもツラい気持ちになってしまうと思います。こうしたツラさが積み重なって病んでしまう子も多いです。
もし、何か暴言を吐かれたとしても、売り言葉に買い言葉で言い返してはいけません。言い返してしまうとお客様もよりヒートアップしてしまい、最悪手を上げられる可能性もあります。

直接的な対応としては「我慢する」しかないのですが、暴言をどう受け止めるか、自分の意識を変えると楽になります。
例えば「ブス」と言われてもそのまま受け取らずに、「この人はキャバ嬢にしかデカい態度とれないんだろうな…」と思えれば、何だか目の前の人が可哀想になってきませんか?
実際、こういう横暴な態度を取る人は、会社や家庭に自分の居場所が無かったり、生活が上手くいっていない人が多いです。つまり、心に余裕がないんですね。

暴言を吐かれても「この人は今余裕が無いんだな…」「わがままばかりで子どもみたい」と思えると、自然とある程度の暴言は笑って流せるようになります。
普段は良いお客さんでも、心に余裕が無い時は酔った勢いでちょっとしたわがままや暴言が出てしまうこともあるでしょう。
そういうお客様の場合は少しは話を聞いて、心に寄り添ってあげることも必要です。

もちろんあまりにも酷い暴言や身の危険を感じたときは我慢せず、すぐにボーイに伝えて対応してもらいましょう。

[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”span”]反応を返してくれない場合
暴言を吐くタイプの困った方もいれば、何も反応をしてくれなくて困るお客様もいらっしゃいます。
反応を返してくれないタイプのお客様は、単にキャバクラに慣れていなくて緊張している方、そもそも人との会話が苦手な方もいらっしゃいますが、こうした方は接客していて何となくわかりますし、徐々に反応を返してくれるようになるので問題ありません。
問題なのは意図的に反応を返してこないお客様です。
何か質問をしても無反応、頑張って話をしても無反応なお客様は「俺様気質」の方に多く、「接客されに来ているんだからこちらから何かするのはおかしい」「自分についてこれるレベルの高いキャバ嬢を探している」・・・残念ながら本当にこう思っているお客様なのです。

つい「何しにお店にきたんだ」と聞きたくなってしまうこのタイプのお客様は、ある意味接客が一番大変かもしれません。
何を言っても反応がないからとこちらも黙ってしまうとキレられます。こういったお客様はキャバ嬢に嫌がらせをして困らせたいだけの人です。
要はただの迷惑客ですから、あまり頑張って接客しようとせず、最低限するべき接客をして流しましょう。