コラム 水商売用語集

水商売用語集【あ行】

水商売用語集【あ行】

今回は水商売の世界で良く聞く、知っておくと安心な用語をまとめてみました!
夜の世界は特に業界用語が飛び交いやすい世界ですので、今回は【あ行】に絞ってご紹介&簡単な解説をしていきたいと思います!

【あ】から始まる言葉

アイス
テーブルに必ず置いてある氷が「アイス」です。
氷と聞くと一般的な四角いものを想像すると思いますが、水商売の世界ではその四角いタイプ以外にも、お酒に合わせた形状のアイスが用意されています。
もちろんテーブルにずっと置いておくと段々と溶けてきてしまうので、全く減っていないような場合でも頻繁に交換されます。
また、アイスが3分の1くらいの量になったら交換する、と決められていることも多いです。

アイスペール
アイス(氷)を入れておく容器のことです。
素材などはお店によって違いますが、大体持ち運びしやすいように取っ手が付いていたりします。
キャバ嬢がスタッフにアイスの交換を頼む時の手のサイン(手を下にして親指と小指以外を丸める)は、このアイスペールを持ち上げる動作から来ているとも言われています。

アフター
お店の閉店後にお客様とデートすることです。
完全プライベートの扱いになる為、バックやノルマなどはありませんし、何かあったら自己責任になってしまいます。
お客様と仲良くなりたいのなら積極的にするべきですが、常日頃「エッチしよう!」といってくるような下心アリアリなお客様は危険ですので断ってしまっても構いません。


【い】から始まる言葉

痛客
行動が痛々しい、つまり誰にでも不快な態度ばかりとるようなお客様のことを指します。
もちろん女の子はこうしたお客様にも嫌な顔を見せずに接客しなければなりませんので、痛客をどれだけ上手くあしらえるかがその子の腕の見せ所となります。
本当に出来る子だと、上手く痛客をコントロールして自分の売上に貢献させていくため、同じような対処が出来るようになってきたら一人前になったと言えるでしょう。

色恋営業
水商売ではかなりメジャーな営業方法で、お客様を自分に惚れさせてお金を使ってもらう営業です。
夜の世界で遊び慣れている方はちゃんと「色恋営業」ということを分かっている上で遊んでいますが、実際には本気で女の子に惚れてしまうお客様も多く、トラブルになりやすいです。
中には女の子にストーカー行為を働いたり本気で結婚を迫ってきたりと、大きなトラブルにも繋がりやすいので注意してください。

色恋管理
本来、お店のスタッフと女の子の恋愛は禁止していますが、敢えて恋愛関係にすることで、女の子を上手くコントロールしようというのが色恋管理です。
もちろんスタッフが女の子に惚れさせることで管理しやすい、上手く動いてもらおうとするものですので、女の子にとっては純粋な恋愛でも、スタッフにとってはただのお仕事ということになります。


【う】から始まる言葉

裏引き
お店を通さないでお客様から直接金銭を受け取ることを指します。
女の子がお客様に「実は今お金に困ってて〜」と色々なエピソードを作り上げ、直接お金をいただくのです。
(もちろん話したエピソードが本当のこともありますが)大体は騙してお金を貰うことになるので、嘘がバレたときに大きなトラブルになります。
そもそもお店からお客様を取る、このような裏引きは禁止されているので、万が一トラブルになったら自分でどうにかしなければなりません。

売上スライド制
キャバクラのお給料形態の一つです。
売上によって時給が変わるシステムで、頑張れば頑張るほどお給料が貰えるというモチベーションを保たせます。
「売上◯万円〜◯◯万円なら時給3,000円」と言うように売上金額によって明確に決められていることが多いです。


【え】から始まる言葉

営業
お客様が自分指名でお店に来るように、メールや電話、最近だとLINEなどのSNSを駆使して営業をかけることを指します。
特に家庭を持っているお客様や彼女がいるお客様によっては電話はNG、メールはNGというように迷惑になる可能性があるので、事前に連絡を取っていい方法を聞いておくようにしてください。

延長
時間制のキャバクラでセットの時間が終わった時に、追加でもう1セット遊ぶことを延長と呼びます。
お店によって終了時間の少し前に延長を確認しにくる所もありますし、確認はなくて自動延長になるお店もあります。
当たり前ですが延長にはお金がかかりますので(延長料金)、楽しいからとついつい遊びすぎてしまわないようにしましょう。


【お】から始まる言葉

お茶引き
お客様を呼べず、ずっと待機で終わってしまった時に使われます。
お茶を引いてるということはお店の売上に貢献出来ていないと言うことなので、お茶引きが続くとスタッフから文句を言われることもありますし、最悪クビになることも…。
そうならないように営業をしっかりやったり、営業をしていても効果無い場合はスタッフに相談してアドバイスを貰ったりすると良いでしょう。

大箱
お店の広さを指す言葉です。狭いお店は「小箱」、普通の広さのお店は「中箱」、広いお店の場合は「大箱」と言われます。
沢山の女の子が在籍していたり、席が60席以上あったりすれば「大箱」と呼んでも差し支えありません。

オラオラ営業
お客様に対してとにかく高圧的に営業する営業スタイルの一つです。
女王様気分の態度でお客様に接するS女性というと、少しイメージが湧きやすいかもしれません。
思い通りにお金を使わせることが出来るので、「高圧的な態度が好き」というM気質のお客様に対してかなり効果絶大です。
ただ、かなり人を選ぶ営業スタイルですから、上手くお客様を見極められないと逆効果どころかトラブルの元にもなってしまうので注意です。